「21世紀を開く『創価教育展』〜牧口常三郎の生涯を通して〜」が広島池田平和記念会館で1999年11月6日から28日まで開催された。(広島平和会議・広島県教育部主催)
 5日には、各界の来賓・教育関係者とともに、野間総中国長、熊谷中国長、政森中国婦人部長をはじめ、地元代表らが出席しオープニングが行われた。
 軍国主義と戦い抜いた牧口初代会長の殉難から55年――「子どもの幸福」という根本目的に基づく“牧口教育学”の先見性と卓越性は戸田第2代会長に受け継がれ、池田名誉会長によって“人間教育の最高学府”創価大学をはじめ「創価一貫教育」の実現に。人間の心の広大さ、限りない可能性を開いていく「創価教育」は、その輝きを増している。
 また、愛媛大学教授の村尾行一氏を講師に「創価学会と私」と題し、開幕記念の講演会が行われた。
【 来賓の声から 】
地球規模の広がりに感銘
  広島銀行頭取  宇田 誠
 子どもの将来はどうあるべきか、そこに教育の着眼点を置かれた“創価教育”。昭和の初期から今日の教育を見通されていた牧口会長の洞察力に感銘を受けました。
 信念に殉じた獄死――。その深遠な哲理と思想は、、戸田第2代会長、池田名誉会長の力で、見事に、地球規模に広げられたんですね。
万人の模範の精神が輝く
 近畿大学法学部長  畑 博行
 人間の“自由”及び“権利“は、国民の不断の努力によって保持しなければならない――この憲法(第12条)の精神を、生涯を通して体現したのが牧口初代会長です。日本国民が模範とすべきその精神が、今の学会に、脈々と継承されていることを実感しました。
子どもたちへの“愛”が根本
 中国新聞社代表取締役・専務取締役  山本一隆
 教育の荒廃が最も叫ばれている今、牧口初代会長の教育学から教えられるものは大きい。なぜなら、思想の根本にあるのは、子どもたちに対する“愛”であるからです。
 そして、初代会長の精神を戸田第2代会長、池田SGI(創価学会インタナショナル)会長と継承していることが創価学会の輝ける功績です。
教育史に刻むべき人物
 (財)広島平和文化センター理事  大牟田 稔
 特に、2つの点について感銘を受けました。
 1つは牧口氏の教育観。かくも具体的かつ実践的な教育法を説く人物が我が国に存在したという事実を、改めて再点検し、教育史に刻むべきではないか――。
 2つ目は、不屈の精神。自らの主義・主張に生命を投じて戦い抜く。宗教の枠を超え、皆が学ぶべき生き方ではないでしょうか。
この学説こそ新時代の教育論
 岐阜聖徳学園大学大学院 国際文化研究科長  伊東亮三
 先ごろ文部省により、新しく改訂された学習指導要領の大きなねらいは、まさに牧口の提唱した8つの原理の中の、“基本習得の原理”、“指導主義の原理”そのもの。郷土科を中心とする教科編成の図を見ても、生活と学習の一体化を目指すもので、いわゆる総合学習に相当します。21世紀を開き、21世紀に生きる教育論が牧口学説にあるとの感を深くしました。