被爆体験を聞く会 女性平和委員会被爆体験を聞く会 60年後の今初めて語る「あの日」被爆者の沖本さんが証言
 広島女性平和委員会(星谷委員長)は、「被爆体験を聞く会」を7月31日午前、広島池田平和記念会館で行った。語ったのは沖本さん。被爆60年にして、初めて人前での証言である。
  あの日、当時19歳の沖本さんは、女子挺身隊の作業のため、広島市の比治山橋の付近にいた。
  友だちとおしゃべりしていると爆撃機の音。「あそこを飛んでるよ」。友だちが指さした瞬間、黄色い光が一面に広がった。比治山橋は爆心から1・8キロだった。
  両手をはじめ体中をやけどした沖本さんは、広島沖の似島に運ばれていった。
  収容施設は、呻き声にあふれた。そして、亡くなる人は、その前に、必ず饒舌になったという。
  沖本さんの隣にいた少女も、自分のこと、家族のことを話し出した。
  「ああ、この子も」。沖本さんの予感は不幸にも当たった。「とてもつらかったです。今でも、とても……」。
  体験を聞いた後、矢的総広島婦人部長は、決然と語った。「被爆の体験、広島の平和の心を、永遠に受け継ぎます!」。