1300万人の“民衆の平和の意思”が署名運動の発火点・広島の地で、谷川青年部長から核時代平和財団・クリーガー所長に。同所長は「皆様のご努力は、他の人々を励まし、奮起させるものです。希望の源です。国連のリーダーたち、核保有国の指導者、核廃絶へ向けて戦っているNGOに、皆様のメッセージを届けたい」と語った。
(1998年2月21日、広島平和記念資料館で)
新しい価値を創造する青年部に期待
東亜大学学長 安部一成
 核兵器への関心が低調になっている昨今、若い世代に核兵器廃絶の運動が継承されず、平和運動が弛緩(しかん)現象に陥っているように思います。
 そうしたなかで、「アボリション2000」の署名運動に対する創価学会青年部の取り組みは、大変素晴らしい。
 私自身も、若い頃から核兵器廃絶に向け、署名運動や街頭アピールなどにも取り組んできましたので、皆さんのご苦労がよくわかります。
 今回のこうした青年層への働きかけに心からの賛辞を送ります。そして、この運動は非常に重要であり、更に、世界へと広がっていくことを期待してやみません。
 来るべき21世紀の新しい価値を創造する主体者として皆さんが頑張られることを切望します。
心強い「核廃絶への意識」の結集
広島平和記念資料館元館長 高橋昭博
 冷戦の崩壊後、包括的核実験禁止条約(CTBT)が採択されるなど、核兵器廃絶への流れは、一応整ってきているようにみえます。平和を脅かす要因の中でも、核兵器の問題以外の地球温暖化などの環境破壊、人口爆発にともなう飢餓・難民といった他の問題への関心が高まり、核兵器廃絶への意識が薄れてきています。
 そういった現在の世界の中で、学会の青年部の皆さんが行われた今回の反核署名運動は、核兵器廃絶に対する人々の意識を、もう一度結集しようとする取り組みとして、大変大きな意義があると思います。
 また、今回の署名は、中国青年部の方々の自発的な取り組みから、全国に大きく広がったと伺い、頼もしく感じました。
 平和は足元から築くものです。家庭の、職場の、学校の、地域の、そして日本の平和の上に、全世界の平和があるのです。
 今回の署名運動を出発点に、勇気と努力とチャレンジ精神を忘れないで、21世紀が真の平和の世紀となるように、更に取り組んでいってください。