14万人を超す人々が協力「『いじめ』に関するおとなの『声』アンケート」 TOPへ戻る
いじめ問題はおとなの意識変革から!

「いじめ」をなくす第一歩は、おとなの側が意識改革を!
青年部では、社会的にクローズアップされている「いじめ」の問題を、「学校の問題」「家庭の問題」としてだけではなく、「社会全体の問題」との認識に立って行動できないかを検討。2001年初頭、「STOP the いじめ! キャンペーン(創価学会青年平和会議主催)」の一環として、地元の識者の協力も得ながら、独自の13項目からなる「『いじめ』に関するおとなの『声』アンケート」を作成。同年1月から3月にかけて、中国5県(広島、岡山、山口、鳥取、島根)で実施した。
 その結果は、世代を超えて20万4610人と対話。14万689人の回答が得られた。この集計結果は、中国各県の地元紙、テレビなどでも紹介され、反響を広げるとともに、地域への大きな啓発となった。

アンケートは、男女青年部の手によって中国各地で実施された.。(2001年1月、広島市内)
教育関係者から「『いじめた側が100パーセント悪い』との池田名誉会長の思想には心から共感いたします。今後もこういう素晴らしい運動を展開されることを期待します」などの声が寄せられた。

集計結果

設問
いじめは「いじめてる側が悪い」という考えに対して、あなたはどう思いますか?(図1)
回答
「強くそう思う」と「そう思う」を合わせると、66%と7割近くの人が「いじめる側が悪い」との認識に立っていることが判った。また、世代間、男女間の差は見られなかった。


設問
いじめは「いじめられている側も悪い」という考えに対して、あなたはどう思いますか?(図2)
回答
「強くそう思う」と「そう思う」を合わせると43%と「そうは思わない」の28%を大きく上回った。これは、上記の設問と相反するように思えるが、4割を超す人が、根強く「いじめ」を正統化する意識があることを示している。これについても、男女間、世代間の差があまりなかった。

解説
いじめる側が、いじめられる側に、何らかの理由を感じたとしても、「いじめ」を正統化はできない。いじめを受ける人にも問題があるのではないかという無意識の前提が、いじめ問題の解決をより困難にしている。今回のシビアな現実の意識を直視した上で、「いじめている側が100%悪い」という価値観が普遍化するようにおとな社会の意識を変革させる必要がある。



設問
「子どものいじめは、おとな社会の反映である」という考えに対して、あなたはどう思いますか?(図3)
回答
「強くそう思う」と「そう思う」を合わせると63%となった。10代では45%、20代では58%に対し、40代では71%と世代間での意識の開きがあった。


設問
様々ないじめをエスカレートさせる要因と思われるものがあれば、強い方から3つお答えください。(図4)
回答
「家庭教育のあり方」が71%、「学校教育のあり方」が62%、それに続いて「テレビのワイドショーや週刊誌」44%が続いている。世代間の差はなかった。「その他」では、「パソコンやゲームの影響」「夢や希望のない時代だから」「子どもへの愛情不足」「人間が弱くなっている」「法律や制度の不備」「少子化」「受験戦争」「哲学、倫理観の欠如」などが挙げられた。

解説
「いじめは、おとな社会の反映」との回答の背景には、特に親の世代の自覚が強く、自らが範を示していく必要があるという責任感が表れている。いじめをエスカレートさせるい主要な要因として、家庭教育、学校教育が挙げられたのは通説通りであるが、「テレビのワイドショーや週刊誌」など報道の責任を問う回答が高かったことは注目に値する。
扇動的な見出しでデマを堂々と流して、特定の人物や団体をバッシングする過熱報道が、子どもたちのいじめを許す風潮にも大きく影響しているといえまいか。「いじめ」のない社会のために、報道に携わる側の人権感覚や真実を伝える正義感が今ほど求められている時はない。



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