第8回「学生平和意識調査」を発表 TOPへ戻る
中国地方の学生 約2千人が回答

 中国学生部(淀屋君雄部長)が広島学生平和委員会を中心に、第8回「学生平和意識調査」を実施(2002年7月1日〜8月9日)。調査結果が9月2日に発表された。
 これは、朝日・毎日・読売・中国新聞の各紙が報道するなど、大きな反響を呼んだ。
 「被爆地に住む学生として、平和構築のために少しでも役に立ちたい」−同平和委員会は1991年から継続的に調査を実施しており、今回で8回目を迎えた。
 今回は、中国5県の47大学と一部の短大、専門学校などの学生を対象に、無差別に選んで協力を依頼。アンケート形式で行った。配付数は2850枚、このうち2164枚(男性142枚、女性740枚)の回答があった。
 アンケートは30項目。なかでも「広島への原爆投下(8月6日)」を問う設問(グラフ参照)では、36%が不正解。96年は26%、98年は32%だった。
 「長崎への原爆投下日」も同様に、96年は33%、98年は37%、今回は42%が不正解。年々、「原爆投下日」を知らない学生が増加し、戦争の風化が進んでいることが明らかとなった。また調査では、「これまでに受けてきた平和教育の方法」に関しては、「テレビ・ビデオ等の映像メディア」(67%)、「学校の先生の話」(61%)、「修学旅行等での資料館・展示館訪問」(51%)、「被爆者の話」(47%)と続いた。
 その中で、「印象に残っている」のは、「ビデオ・テレビ・映画」(52%)が最も高く、「本・マンガ」(33%)が続いた。(グラフ参照)
 「語り部、被爆者から」と答えた学生は33%、「家族・親戚から」「学校の先生から」は、ともに20%にとどまった。
 「この結果は、学生の平和意識の多くが、対話の中から生まれているのではないことを示唆している」と広島学生平和委員会の竹内秀伸委員長は考察する。
 そして「被爆者がいなくなる時代に、今の若い世代が大人になり、子どもたちに平和の精神をどう語り継いでいけるかが大切なのではないでしょうか。そのためにもまず私たちが、友人や被爆者の方など、さまざまな人々と対話を重ね、後世に『ヒロシマの心』を語り継いでいける人材に成長していきたい」と語った。

▲「私たちが“21世紀の語り部”に」−広島学生平和委員会を中心に取り組んだ、第8回「学生平和意識調査」は、内外に大きな反響を広げた。

広島、長崎への原爆投下は?   広島への原爆投下日は?
 
“覚えていない”36%
96年から10ポイント増加

今までに聞いた平和に関する話で、どのようにして聞いた話が印象に残っていますか?

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