被爆者から当時の場所で体験を聴く女子学生部平和委員会のメンバー

開設準備に携わって
塩出大作さん


 現代の青年にとって、戦争も原爆も遠い昔話のようになっているところがあります。しかし、半世紀を経た今でも、当時のことを涙ながらに語る多くの被爆者の方々。直接、話を聞き、心に深く残る戦争の爪跡(つめあと)にがく然とし、権力の魔性に怒りを覚えました。
 この「戦争・被爆」の“追体験”を通して、我々の心に植えられた“平和の種”を、いかに育み、実を結ばせるか。それが、これからの私達の課題です。
 我々は、自分たちにできる平和を創る取り組みは何かを考え、それに挑戦したい。と同時に、人類の貴重な遺産としての「ビデオライブラリー」を一層充実させていきたいと思います。

戦争の悲惨さを次代に伝える
ビデオ・ライブラリー
 「被爆・戦争体験」の証言ビデオ・ライブラリーが、「原水爆禁止宣言」40周年の節目を刻む1997年9月8日、広島池田平和記念会館内に開設された。
広島青年平和委員会(栗原俊二委員長)は、被爆・終戦50周年から、「被爆・戦争体験」の映像による保存運動に取り組んできた。
今回のビデオ・ライブラリーは、その中から昨年6、7月を中心に、被爆体験55本、戦争体験58本を含め、124本を選定したもの。ビデオは、ライブラリー内で自由に鑑賞でき、貸し出しも可能。

「戦争・被爆体験」のビデオ撮影に取り組む男子部員