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差別を乗り越えアジアへ世界へ発信  中区 張 福順さん
“じっとしておれません”
 「60歳を過ぎてから私の行動半径は大きく広がりました。差別と被爆、貧困等あらゆる苦しみを味わってきたからこそ、世界中の苦しむ人々の心が痛いほど伝わってくるのです。じっとしてはおられません」
平和と人権を守る誓いを新たにする張福順さん(左から2人目)
 在日韓国人被爆者として差別、貧困、被爆の苦しみと闘う。使命に目覚め、62歳で大学を卒業。母校やネパールなどの教育の現場に立ち、自らの体験を通して平和と人権の尊さを叫んでいる。

汗と涙の介護奮闘記  安佐南区 吉井厚子さん
家族のきずなが強まる
 「『家族に囲まれ、ようしてもらって、アンタは幸せ者じゃね』と母の姉たちは言います。今ほど母を中心に家族の絆が強まったことはありません」
家族の温かい絆(きずな)に結ばれて――左から2人目が吉井厚子さん
 重度の「アルツハイマー型痴呆(ちほう)症」の義母を介護して9年。義母の最終章が幸せであるように奮闘する。介護を通して家族の絆(きずな)も強まった。

私にとっての環境問題  安佐北区 橋本直子さん
省エネ、リサイクル運動を
 「森林の破壊は、人類を含むあらゆる生物の生存を脅かすことになるのです。生命は輪のようにつながっていて、互いに無関係な物は何一つないからです」
身近な生活レベルの中から環境問題に取り組む橋本直子さん(中央)
 チェルノブイリ原発事故による環境汚染を知り、環境問題に関心を持つ。身近な生活の中で省エネ、リサイクルに積極的に取り組んできた。牛乳パック回収運動を広島で最初にスタートさせる。

故郷・吉和に生きて充実の人生  吉和村 福井房枝さん
青空市で地域おこし
 「生命は不思議なもので、美しい自然に囲まれると生き生きとしてきます。これからも吉和の自然を愛し、吉和の人たちとともに豊かな村づくりに貢献したいと思います」
愛郷の心をのせ、地域貢献の活躍をしている福井房枝さん
 「吉和村に行けば元気が出る」と喜ばれる村にしようと、豊かな自然を生かして青空市などを開催。
 愛する故郷のために奔走する。地域おこしグループの牽引(けんいん)役として活躍している。


子どもたちの無限の可能性を信じて  福山市 山成恵子さん
福祉の拠点づくりへ
 「ルネサンスホームは、子どもたちが地域に溶け込んで生活ができ、お年寄りや地域の人たちが気軽に集える新しい福祉の拠点にしたいと夢を広げています」
障害者教育に情熱を傾ける山成恵子さん(右端)
 障害者のための小規模作業所「ルネサンスホーム」を自力で開設。自閉症の長男と歩んできた体験を生かし、子どもたちの可能性を開こうと障害者教育に情熱を燃やしている。

講評(要旨)
人間愛に貫かれた体験主張
中国新聞論説主幹 岡山和彦

 それぞれの体験による主張に深く感銘を受けました。
 福井さんの「地域愛」、吉井さんの「家族愛」、張さんの「人間愛」、橋本さんの「地球愛」、山成さんの「子ども愛」−−そんな幸せづくりへの愛を強く感じることができました。
 5人の主張に共通していたのは
1. 大きな信仰がバックボーンに貫かれていたこと
2. 人間愛に貫かれていたこと
3. 日常の細かな幸せをつくり出し、大切に育てられていることであったと思います。

 21世紀のキーワードは“共生”であろうと思います。“対立”の世紀から“共生”“平和共存”の世紀にしていくことが私たち人類に課せられたテーマだと思います。私たちは「平和を守る」ということには力を入れてきましたが、「平和をつくり出す」ことに、あまり熱心でなかったように思います。
 “平和共存”の世界をつくり出していくためには、(本日、5人の方が発表されたように)小さなことでも平和をつくり出すような営みを、日常生活のレベルで積み重ねていくことなしには、達成できないことを教わったように思います。
 創価学会の婦人部、平和委員会の皆さまの地道な取り組みに深い敬意を表します。

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