「8・6」被爆62年のヒロシマ平和行事


 被爆62年の夏を迎えたヒロシマ。
 後継の青年を先頭に、平和を叫び、正義の連帯を広げている。これまで行われた平和行事を紹介する。


「広島・長崎・沖縄 3県平和サミット」
   広島・長崎・沖縄青年部による3県平和サミット(第17回「青年平和連絡協議会」)が2007年8月4・5日、長崎市内で行われた。
 4日には「世界平和祈念勤行会」を長崎平和会館で。すべての原爆犠牲者、戦没者への追善の祈りと、平和と不戦を誓い、厳粛に勤行・唱題した。
 連絡協議会では、河西中国女性平和文化会議議長、村井中国女子部長、塩田広島青年平和委員会委員長が広島での取り組みを報告。青木女性平和文化会議議長、堀井青年平和会議議長と共に3県の青年部は、生命尊厳の思想を広げる運動の継続を約し合った。
 翌5日、一行は長崎市・平和公園の平和祈念像へ献花。長崎原爆資料館などを見学した。

今後の取り組みなどを協議した3県平和サミット
(4日、長崎平和会館で)
長崎市の平和祈念像
世界平和への願いを込めて、3県の青年部が
献花 (5日)
長崎原爆資料館を見学(5日)


第122回「広島学講座」
 

 総広島青年部が企画・運営する第122回広島学講座が2007年8月8日、広島池田平和記念会館で。カナダのテレビ局で、日本語番組のプロデューサーを務める中村ゆきさんが「一人一人の責任ある行動が平和な世界を築く」と題して講演した。
 今年5月、中村さんはドキュメンタリー映画「ノーモア広島・ノーモア長崎」を制作。
 バンクーバーでの映画祭で最優秀カナダ作品賞を受賞した。
 講演では、「被爆者の声を、この悲惨な真実を風化させてはいけない。それには身近な人に語っていく以外ない。一人になっても、それをあきらめずに行動し続ける、“決意の青年”を育てたい」と語った。


     
「原爆犠牲者・戦没者追善勤行法要」
 

 原爆投下から62年を迎えた2007年8月6日午前、広島池田平和記念会館で、「原爆犠牲者・戦没者追善勤行法要」が厳粛に行われた。
 法要には、被爆者や遺族、青年・未来部の代表らが参列。勤行・焼香を行い、犠牲者の冥福を祈念し、核廃絶・不戦への誓い合った。


     
「被爆体験を聞く会」
 

 広島女性平和委員会(星谷委員長)の「被爆体験を聞く会」は2007年8月5日、広島池田平和記念会館で。
 広島原爆の閃光を浴びた小塚綾子さんが、62年前の惨禍を証言した。
 小塚さんは、あの日、爆心から4キロの宇品港で被爆。奇跡的に傷を免れたが、猛火が上がる街で見た、犠牲者の姿が、焼き付いて離れない。
 「助けて……」と、すがり付いてきた若いお母さん。全身が焼けただれていた。
 背中に負ぶっていた幼児には、首がなかった。 川を眺めると、禍々しい光景が。
 数え切れない遺体で、堰止められていた。小塚さんは言う。


 

 「もう二度と、川を見つめ続けることができなくなりました……」
 会場には、多くの未来部、青年部の友も。真剣に聞き入る若い世代を見て、元NBC長崎放送の記者であり「被爆者の声を記録する会」の代表を務める伊藤明彦さんは、こうコメントした。
 「学会は、常に若い生命に“平和の種”を植え続けておられる。こんなに心強い存在はありません」

   
中国平和記念墓地公園開園から来園者120万人
 

 お盆にあたる8月15日を中心に各地で、諸精霊追善勤行法要が行われた。
 このうち、中国平和記念墓地公園では、開園以来120万人が訪れ、園内は親子づれの墓参者らでにぎわった。



「世界平和祈願の碑」の前で墓参者が記念の写真を
     
“平和と教育を考える”夏季研修会
 

 8・12「教育原点の日」と原水爆禁止宣言50周年の意義を刻む総広島教育部の“平和と教育を考える”夏季研修会が2007年8月12日、広島池田平和記念会館で。
 実践報告や分科会、研究発表などが行われた。