21世紀を「人権の世紀」に
「詩心の復興」を語り合う

 池田SGI会長は、詩を武器に反アパルトヘイト(人種隔離政策)運動を進める氏の信念を称賛。ムチャーリ氏が「詩は心の牢獄を開放する」と語れば、池田SGI会長は「詩は調和、人と人、人と宇宙を結ぶ」と述べるなど、両者は新世紀を「人権の世紀」にしゆくための「詩心の復興」に大きな期待を寄せた。


<ムチャーリ氏のプロフィル>
Oswald Mtshali 1940年生まれの51歳。南アフリカにおけるアパルトヘイト(人種隔離政策)に抵抗し、国内の黒人意識運動をリードする詩人。南アのみならずブラック・アフリカ全体の人権闘争の“文化の旗手”でもある。
「HIROSHIMAは世界の希望の象徴」ムチャーリ氏、広島で語る
(1991年5月)
ひとこと
ひときわ熱心に原爆資料館を見学した後、ムチャーリ氏は「戦争は人間の命のなかに巣くう最も極悪な性質を引き出す。私は池田SGI会長とともに平和のために全力で戦う」と署名簿に。平岡敬広島市長を表敬訪問した際、黒人意識運動の旗手としてのムチャーリ氏の行動を全面的に支持する、と平岡市長が述べれば、日本、いな世界の希望の象徴ともいうべき広島市民と良き友人に、と答えたムチャーリ氏。聖教文化講演会終了後、地元紙の記者がインタビュー。そのなかで「人間精神の再生がなければ、人種差別問題等の根本的な解決にはならない。だからこそ、アフリカには仏法が必要と思う」とムチャーリ氏が力強く話されていたのを、忘れることはできません。差別のない世界構築へ、私たち広島市民は何をなさねばならないのか、深く考えさせられる出会いでした。(塩出洋子)